〔NY金〕続落、2038.70ドル=週間では0.73%安(9日) 2024年02月10日 04時57分

 【ニューヨーク時事】週末9日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米長期金利の高止まりを背景に、続落した。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比9.20ドル(0.45%)安の1オンス=2038.70ドル。週間では0.73%安だった。
 この日は米長期金利の指標である10年債利回りが上昇。金利を生まない資産である金に売り圧力がかかった。市場参加者の間では、金の消費大国である中国のデフレ懸念も相場の重しとなったと指摘する向きもあった。中国国家統計局が8日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比0.8%低下した。マイナスは4カ月連続。低下率は14年超ぶりの大きさとなった。
 一方、対ユーロでドルが一時下落したことを受け、ドル建て商品の割安感が意識され、下げ幅を縮小する場面もあった。
 今週は複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官らが利下げに対し慎重な姿勢を示すような発言をする中、市場参加者は13日に発表される1月の米CPIから足元のインフレ動向を探ろうと注目している。
 10日からの春節(旧正月)を前に中国やその他地域で取引が活発化する中、インドの現物市場では、現地での価格の落ち着きに伴う売り上げ増加を受け、現物ディーラーらが今週、4カ月ぶりにプレミアムを上乗せした。

市況・概況