〔東京外為〕ドル、149円台前半=日銀緩和維持の観測で上昇(9日午後5時) 2024年02月09日 17時13分

 9日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日銀がマイナス金利解除後も緩和姿勢を維持するとの観測から1ドル=149円台前半に上昇している。昼すぎに一時149円50銭前後に浮上したが、買い一巡後は伸び悩んだ。午後5時現在、149円38〜40銭と前日(午後5時、148円73〜73銭)比65銭のドル高・円安。
 ドル円は早朝、前日の海外時間に買われた流れから149円20銭台で取引された。仲値にかけては149円40銭台に浮上したが、正午前後は149円30銭台に伸び悩んだ。午後は「上値試しの投機的な買いが入った」(為替ブローカー)が、買い一巡後は再び伸び悩んだ。終盤は148円20銭台に下げたものの、同水準では買い戻され、149円30銭台で推移している。
 前日の海外市場では、内田真一日銀副総裁が8日、奈良県での金融経済懇談会で「どんどん利上げをしていくようなパスは考えにくい」と発言したことを受けたドル買い・円売りが継続。米週間新規失業保険申請件数の改善も支援要因となり、一時149円40銭台に上昇。中盤以降は149円10〜30銭台に軟化した。
 東京時間は「前日からのドル円の上げ足がやや速かった反動から上値では売りが厚かった」(同)と指摘される。午後は投機的な買いが入ったが、「さらに上値を追う材料には乏しい」(大手邦銀)ため、買いは一時的だった。目先は「なお戻り売りが出やすく、いったん水準調整になるのではないか」(同)とみられる。
 ユーロは終盤、対円、対ドルで小高い。午後5時現在は、1ユーロ=161円06〜07銭(前日午後5時、160円32〜35銭)、対ドルでは1.0781〜0781ドル(同1.0779〜0780ドル)。

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