〔米株式〕ダウ3日続落、70ドル安=米景気減速懸念でリスク回避(6日) 2023年12月07日 06時27分

 【ニューヨーク時事】6日のニューヨーク株式相場は、米景気減速懸念を受けてリスク回避姿勢が強まり、3日続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比70.13ドル安の3万6054.43ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は83.20ポイント安の1万4146.71で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3369万株増の9億4387万株。
 朝方発表された11月の米民間雇用サービス会社ADPの全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数の伸びは市場予想を下回る内容。週末に公表される注目の雇用統計が弱めの数字になるとの見方から米利下げ観測が下支え要因となる中、午前のダウは買い優勢で推移した。
 だが、この日は米中の景気減速懸念が強まり、米原油先物相場が急落。エネルギー株が売り込まれ、リスク回避ムードが徐々に広がり、ダウは取引終盤にマイナス圏に沈んだ。11月の米株急伸を受けた利益確定の売りも出たほか、雇用統計の内容を見極めたいとの警戒感もあった。
 CMEグループのフェドウオッチによると、米連邦準備制度理事会(FRB)が来年3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で少なくとも0.25%の利下げに踏み切る確率は約60%と、1週間前の約50%から上昇している。
 市場では「超大型株のマグニフィセント・セブンがさらに上がらないと、12月の株価指数は上昇しづらいのでは」(日系証券)との指摘が聞かれた。
 個別銘柄では、アメリカン・エキスプレスが1.9%安と、ダウ銘柄で最大の下落率だった。インテルが1.6%安。ジョンソン・エンド・ジョンソンが1.2%安。ウォルマートとJPモルガン・チェースがそれぞれ1.1%安。マイクロソフトが1.0%安。セールスフォースが0.8%安。
 一方、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが4.2%高。ボーイングが1.2%高。スリーエムが1.1%高。

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