〔NY石油〕WTI5日続落、69.38ドル=5カ月ぶり70ドル割れ(6日) 2023年12月07日 05時40分

 【ニューヨーク時事】6日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、需要減退への懸念が浮上し、5営業日続落した。米国産標準油種WTIの中心限月1月物の清算値(終値に相当)は前日比2.94ドル(4.07%)安の1バレル=69.38ドルだった。中心限月の清算値ベースで70ドルを割り込むのは7月上旬以来、5カ月ぶり。2月物は2.88ドル安の69.65ドル。
 米エネルギー情報局(EIA)が午前発表した1日までの1週間の石油在庫統計によると、原油在庫は前週比460万バレル減と市場予想(140万バレル減=ロイター通信調べ)を上回る取り崩しとなった。ただ、ガソリン在庫は540万バレル増と、積み増し幅は市場予想の100万バレル増を大幅に上回ったため、需給が緩むとの見方が広がり、原油は売りにさらされた。
 エネルギー消費大国である米中の景気冷え込みが需要減退につながるとの懸念も相場を下押した。米商務省が発表した10月の貿易収支は2カ月連続で赤字幅が拡大。特に輸出の減少が、景気の鈍化につながると受け止められた。前日には米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスが中国の信用格付け見通しを引き下げたと発表していた。
 ロシアのプーチン大統領は6日、アラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビアを訪問し、両国のトップと会談。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」についても協議したと報じられた。
 ▽ガソリン=続落。中心限月1月物の清算値は8.01セント安の1ガロン=203.02セント。
 ▽ヒーティングオイル=続落。1月物の清算値は6.49セント安の1ガロン=257.62セント。

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