〔米株式〕NYダウ続伸、276ドル高=ナスダックは安い(30日午前) 2023年12月01日 00時21分

 【ニューヨーク時事】30日午前のニューヨーク株式相場は、続伸している。米連邦準備制度理事会(FRB)が重視するインフレ指標が予想を下回る伸びとなったことで、早期の利下げへの期待感が広がった。午前10時現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比276.69ドル高の3万5707.11ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が25.46ポイント安の1万4233.03。
 米商務省が朝方発表した10月の個人消費支出(PCE)物価指数は、前月比0.1%上昇との市場予想(ロイター通信調べ)に対し、横ばい。前年同月比では3.0%上昇と、2021年3月以来2年7カ月ぶりの低い伸びとなった。加えて、同時に米労働省が発表した25日までの1週間の新規失業保険申請は21万8000件と、前週から7000件増加。インフレの落ち着きと労働市場の軟化傾向が示されたことを好感し、ダウ平均は買いが先行している。
 CMEグループのフェドウオッチによると、FRBが昨年春からの一連の利上げを終え、来年3月または5月に利下げに転換する確率を市場は4~5割程度織り込んでいる。
 個別銘柄を見ると、前日に好決算を発表したセールスフォースが7.5%高と急伸し、ダウ平均の上昇をけん引。また、バイオ医薬品企業アッヴィが買収を発表したイミュノジェンは80%超急騰している。

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