〔東京外為〕ドル、147円台前半=米利下げ観測で小安い(30日午後5時) 2023年11月30日 17時11分

 30日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米利下げ観測を背景に上値の重い状況が続き、1ドル=147円台前半で小安くなっている。朝方は146円台後半に下落したが、売り一巡後は日本時間の今夜に10月の米個人消費支出(PCE)関連の統計発表を控えて様子見となった。午後5時現在は、147円06~06銭と前日(午後5時、147円24~25銭)比18銭のドル安・円高。
 ドル円は早朝、前日の海外市場の終盤に売られた流れを受け、146円80銭台に下値を切り下げた。午前9時前後に持ち直したが、仲値前後に再び146円80銭台に軟化したが、正午にかけては147円前後で下げ渋った。午後は同水準を中心にもみ合いが続いた。
 前日の海外時間は、おおむね上にいってこいだった。当初は買いが優勢だったが、米クリーブランド連銀のメスター総裁が「インフレ率が2%に戻る軌道を確保するよう調整されているかどうかを判断するのに良い位置にある」とハト派的な発言を行い、ドル円は反落する流れとなった。
 東京時間の早朝も「最近のFRB高官のハト派的な発言から上値の重さが意識された」(FX業者)ことから全般は売られがちとなった。ただ、「147円割れでは押し目買いも入った」(為替ブローカー)とされ、東京時間は総じて147円前後を軸としたレンジ圏で推移した。目先は「今夜の米PCE統計や明日のパウエルFRB議長対談などを控えて147円前後での値固め局面になるのではないか」(大手邦銀)とみられる。
 ユーロは終盤、対円、対ドルで下落。午後5時現在は、1ユーロ=161円04~06銭(前日午後5時、161円64~64銭)、対ドルでは1.0951~0951ドル(同1.0983~0983ドル)。

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