〔NY外為〕円、147円台前半(29日) 2023年11月30日 07時26分

 【ニューヨーク時事】29日のニューヨーク外国為替市場では、日米金利差の縮小観測が台頭する中で円買い・ドル売りが進行し、円相場は1ドル=147円台前半に上昇した。午後5時現在は147円19~29銭と、前日同時刻(147円40~50銭)比21銭の円高・ドル安。
 米商務省が朝方発表した2023年7~9月期の米実質GDP(国内総生産)改定値は、季節調整済み年率換算で前期比5.2%増と、速報値(4.9%増)から上方修正された。市場予想(5.0%増)も上回ったことから、相場はいったんドル買いで反応。円は147円90銭付近に押し下げられた。
 しかし、GDP統計では、個人消費が3.6%増(速報値は4.0%増)、コア個人消費支出(PCE)物価指数が2.3%上昇(同2.4%上昇)にそれぞれ引き下げられた。また、連邦準備制度理事会(FRB)が午後に公表した全米12地区の連銀景況報告(ベージュブック)も景況判断を下方修正。これらを踏まえ、昨年春から続いた一連の利上げは打ち止めとなり、来年の比較的早い時期に利下げが行われるとの見方が拡大した。ただ、今後の金融政策動向を巡るFRB高官らの直近の発言にはなおばらつきがあり、円の上値を追う動きも限られた。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0964~0974ドル(前日午後5時は1.0988~0998ドル)、対円では同161円45~55銭(同162円02~12銭)と、57銭の円高・ユーロ安。

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