〔NY外為〕円、148円台前半(22日) 2023年09月23日 06時23分
【ニューヨーク時事】週末22日のニューヨーク外国為替市場では、日銀の大規模金融緩和維持決定を受け、日米金利差の拡大が続くとの見方が台頭し、円相場は1ドル=148円台前半に下落した。午後5時現在は148円34~44銭と、前日午後5時(147円54~64銭)比80銭の円安・ドル高。
日銀は22日の金融政策決定会合で、長短金利操作を柱とする現在の大規模な金融緩和の維持を決めた。植田和男総裁は会合後の記者会見で政策修正の見通しについて「現時点では時期や具体的な対応を決め打ちできない」と述べた。
一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は20日、2024年の利下げ回数予想を従来の4回から2回に修正。米金利は長期的に高止まりする見通しとなり、日米金利差は今後も縮小する兆しがみられない。
この日のニューヨーク市場は、午前中に持ち高調整の動きなどを背景に148円台前半からいったん147円台後半まで上昇。ただ、午後には円安・ドル高基調が戻った。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0639~1.0649ドル(前日午後5時は1.0657~0667ドル)、対円では同157円89~99銭(同157円29~39銭)と、60銭の円安・ユーロ高。