〔ロンドン外為〕円、148円台前半(22日正午) 2023年09月22日 20時07分

 【ロンドン時事】週末22日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、1ドル=148円台前半でもみ合った。日銀が金融政策決定会合で大規模金融緩和の維持を決めたことを受け、海外市場でやや円安・ドル高が進んだが、植田和男総裁の記者会見も踏まえ、売り買いが交錯した。正午現在は148円21~31銭と、前日午後4時(147円36~46銭)比85銭の円安・ドル高。
 円は朝方に148円30銭台で取引された後、正午にかけて148円台前半の狭いレンジで小動きとなった。日銀の決定は円売り材料だったものの、植田総裁が会見で円安に懸念を示したことで方向感を失った。この日は注目度の高い経済指標の発表がなく、米長期金利の動きも比較的緩やかで、円相場は動意に乏しい展開となっている。
 対ユーロは1ユーロ=157円63~73銭(前日午後4時は157円08~18銭)と、55銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0630~0640ドル(同1.0655~0665ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.2243~2253ドル(同1.2283~2293ドル)。スイス・フランは1ドル=0.9064~9074フラン(同0.9024~9034フラン)。

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