〔東京株式〕じり安=東エレク、再びマイナスに転じる(22日後場中盤) 2023年09月22日 13時59分

 (13時53分)日経平均株価は後場に入り下げ渋り3万2535円まで上昇したが、その後は再びじり安となり、3万2400円付近でもみ合っている。日銀金融政策決定会合の結果が発表され、東エレク〈8035〉など半導体関連株が切り返したが勢いは続かず、同株は再びマイナスに転じた。「午後に入り10年物国債利回りが再び0.740%に上昇し、グロース株の買いが続かなかった」(大手証券)との指摘が出ていた。

 (後場寄り)日銀金融政策決定会合の結果発表後に為替が円安に進み、225先物が下げ幅を縮小。連れて日経平均株価も下げ渋り、3万2400円台に上昇している。
 川崎船〈9107〉、東電力HD〈9501〉が軟調。半面、トヨタ〈7203〉、三井住友〈8316〉、ディスコ〈6146〉が切り返している。

 (前引け)【プライム】米国の主要株価指数が続落したことで投資家心理が悪化し、売りが優勢となった。一方、下値では押し目買いも入り、日経平均株価の下げ幅は広がらなかった。日銀金融政策決定会合の結果発表を控え方向感に乏しかった。午前の終値は日経平均が前日比283円57銭安の3万2287円46銭、東証株価指数(TOPIX)が19.53ポイント安の2363.88と、ともに続落した。
 65%の銘柄が値下がりし、値上がりは32%。出来高は7億4190万株、売買代金は1兆7922億円。
 業種別株価指数(33業種)では海運業、電気・ガス業、鉄鋼の下落が目立った。上昇は空運業、精密機器、鉱業の3業種だった。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅安。出来高1億9002万株。
 【グロース】グロースCore、東証マザーズ指数はともに堅調。

 (10時9分)日経平均株価は安値もみ合い。東エレク〈8035〉などの値がさ株が売られて始まり、午前9時6分に3万2154円まで下落したが、その後は下げ幅はやや縮小し、午前10時すぎには始値よりも高い3万2200円台で推移している。「村田製〈6981〉やニデック〈6594〉など、前日に下げが目立ったグロース株の一角に押し目買いが入っている」(中堅証券)といい、日経平均はいったん下げ止まった。日銀金融政策決定会合の結果発表を控え、様子見気分が広がっている。
 プライム上場銘柄の7割が値下がりしている。一方、レーザーテック〈6920〉やNTT〈9432〉は小幅高。

 (寄り付き)米長期金利が上昇し、主要株価指数が下落したことを嫌気して売りが先行。日経平均株価は続落してスタートした。始値は前日比381円71銭安の3万2189円32銭。

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