〔東京外為〕ドル、148円前後=日銀金融政策維持で上昇(22日正午) 2023年09月22日 12時17分
22日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日銀が金融政策決定会合で大規模金融緩和の維持を決めたことなどからドル買い・円売りが強まり、1ドル=148円前後に上昇した。正午現在は148円02~04銭と前日(午後5時、148円25~26銭)比23銭のドル安・円高。
前日の海外市場では、欧州時間には日銀がタカ派的な措置を取ることへの警戒感から持ち高調整のドル売りが先行し、下落基調となった。米国時間もその流れを引き継ぎ、一時1ドル=147円30銭台まで下落した。終盤は日銀決定会合の結果公表を控えた様子見ムードから、147円50銭台を軸に推移した。
こうした海外市場の流れを引き継ぎ、東京時間は147円60銭台でスタート。その後は日銀決定会合の結果公表を控え、持ち高調整の売買が中心となった。しかし正午前に日銀がマイナス金利政策の維持を発表し、フォワードガイダンスも据え置いたことなどから、ドルが買われて148円台前半に上昇した。午後は、植田日銀総裁の会見などをにらみながらの展開となりそうだ。
決定会合の結果を受けて、ユーロも対円では急伸、対ドルは下落。正午現在、1ユーロ=157円60~64銭(前日午後5時、157円97~98銭)、対ドルでは1.0648~0648ドル(同1.0654~0655ドル)。