〔NY外為〕円、147円台後半(18日) 2023年09月19日 06時18分

 【ニューヨーク時事】週明け18日のニューヨーク外国為替市場では、日米の金融政策決定会合を週内に控え様子見姿勢が広がる中、円相場は1ドル=147円台後半で小動きに終始した。午後5時現在は147円56~66銭と、前週末同時刻(147円78~88銭)比22銭の円高・ドル安。
 米連邦準備制度理事会(FRB)が19~20日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の据え置き決定が確実視されている。ただ、年内の追加利上げの可能性や金融引き締め局面の長期化を巡り、最新のFOMC参加者政策金利見通し(ドット・プロット)やパウエルFRB議長の発言を見極めたいとの思惑が強く、積極的な売り買いは見送られた。
 21~22日の日銀金融政策決定会合では現行の金融緩和政策が維持される見通し。植田和男日銀総裁による年内のマイナス金利解除への言及を巡り「発言と市場の解釈にギャップがある」との一部報道で政策修正観測は後退した。日米金利差は当面縮小しないとの見方から円安・ドル高基調が継続すると予測されているが、為替介入への警戒感も根強い。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0687~0697ドル(前週末午後5時は1.0653~0663ドル)、対円では同157円76~86銭(同157円55~65銭)と、21銭の円安・ユーロ高。

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