〔米株式〕NYダウ小反発、6ドル高=FOMC控え様子見(18日) 2023年09月19日 05時25分
【ニューヨーク時事】週明け18日のニューヨーク株式相場は、今週開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見ムードが広がる中、小反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比6.06ドル高の3万4624.30ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は1.91ポイント高の1万3710.24で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比25億7913万株減の8億5895万株。
この日は米主要経済指標の発表などの手掛かりに乏しく、今週のFOMCを控えて動きづらい状況。ダウは朝方から方向感がない展開が続き、大半の取引時間でプラス圏の値動きだったものの、比較的狭いレンジ内にとどまった。
FOMCでは政策金利が据え置かれることがほぼ確実視されている。FOMC参加者が示す金利見通し、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見での発言の内容が焦点となっている。
市場では「この日はマクロ経済、個別銘柄ともにニュースに乏しかった。FOMCを前に19日も同じような展開が続くのではないか」(日系証券)との指摘が聞かれた。
個別銘柄では、アップルが1.7%高と、ダウ銘柄で最大の上昇率だった。ビザが1.5%高。トラベラーズが1.2%高。アムジェンが0.9%高。ハネウェル・インターナショナルが0.7%高。キャタピラー、ジョンソン・エンド・ジョンソン、コカ・コーラがそれぞれ0.6%高。
一方、アメリカン・エキスプレスが2.5%安。ボーイングが1.4%安。ホーム・デポが1.3%安。