〔NY金〕3日続伸、1953.40ドル(18日) 2023年09月19日 03時19分
【ニューヨーク時事】週明け18日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見姿勢が広がる中、対ユーロでのドル下落を背景に3営業日続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前週末比7.20ドル(0.37%)高の1オンス=1953.40ドル。
取引のきっかけとなる材料に乏しく、全体的に方向感に欠ける展開となった。ただ、外国為替市場では対ユーロでドル安が進行。ドル建てで取引される商品の割安感から金は買いが優勢となった。米長期金利が一時低下したことも金利を生まない資産である金の相場を下支えた。
19、20両日に開かれるFOMCについて、市場は金利据え置きの決定を織り込み済み。ただ、声明内容やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見から今後の金融政策に関する新たな示唆を得たいとの思惑から積極的な商いは手控えられ、金の上値は限定的だった。