〔東京株式〕軟調=前場に続き売り優勢(31日後場寄り付き) 2023年05月31日 12時38分

 (後場寄り)利益確定売りが優勢となった前場の流れを引き継ぎ、日経平均株価は3万1000円を割る水準で軟調に推移している。大型株に売りが続き、ファーストリテ〈9983〉、三菱商〈8058〉が前場の安値を下回った。半面、ソフトバンクG〈9984〉はしっかり。

 (前引け)【プライム】高値警戒感が高まる中、米国の主要株価指数が小動きとなり、為替の円安進行が一服したため利益確定売りが優勢となった。日経平均株価の前日終値からの下落幅は一時400円近くに広がった。午前の終値は日経平均が前日比351円62銭安の3万0976円54銭と反落。東証株価指数(TOPIX)は21.35ポイント安の2137.87と続落した。
 85%の銘柄が値下がりし、値上がりは12%。出来高は6億5994万株、売買代金は1兆7928億円。
 業種別株価指数(33業種)では卸売業、鉄鋼、鉱業の下落が目立った。上昇は銀行業のみ。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅安。出来高1億9628万株。
 【グロース】グロースCoreは堅調。東証マザーズ指数は小じっかり。

 (10時24分)日経平均株価の前日終値からの下落幅は一時400円近くまで広がったが、その後は押し目買いが入り3万1000円を回復。マイナス圏でもみ合っている。
 アドバンテス〈6857〉、東エレク〈8035〉は底打ちし、HOYA〈7741〉はじり高と、半導体関連株の値動きの強さが目立つ。一方、三井物〈8031〉、三菱商〈8058〉などの商社株は軟調。

 (寄り付き)225先物安や為替の円安一服を受けて利益確定売りが先行し、日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比271円07銭安の3万1057円09銭。

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