〔NY外為〕円、139円台後半(30日) 2023年05月31日 06時57分

 【ニューヨーク時事】連休明け30日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利低下を眺めて円買い・ドル売りが強まり、円相場は1ドル=139円台後半に上伸した。午後5時現在は139円73~83銭と、前週末同時刻(140円56~66銭)比83銭の円高・ドル安。
 ニューヨーク市場は139円67銭で取引を開始。バイデン米大統領とマッカーシー下院議長(野党共和党)は28日、連邦政府の借入限度額である「債務上限」の引き上げで最終合意した。今後の議会の動向が注目される中で動きづらい状況となったが、米長期金利低下を受け、午前の円は総じて底堅い値動きを示した。
 米下院委員会が30日に債務上限引き上げ関連法案を審議する予定が伝えられる中、上限が6月5日までに引き上げられなければ、デフォルト(債務不履行)に陥るリスクが警戒されている。このため、様子見姿勢が広がり、午後は動意に乏しい動きが続いた。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0730~0740ドル(前週末午後5時は1.0727~0737ドル)、対円では150円00~10銭(同150円72~82銭)と、72銭の円高・ユーロ安。

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