〔ロンドン外為〕円、133円台前半(31日正午) 2023年03月31日 20時25分

 【ロンドン時事】週末31日午前のロンドン外国為替市場では、米欧の金融システム不安が後退する中、ドル買い・円売りが優勢となり、円相場は1ドル=133円台前半に下落した。正午現在は133円30~40銭と、前日午後4時(132円65~75銭)比65銭の円安・ドル高。
 米銀2行の破綻やスイス金融大手クレディ・スイスの経営問題などを背景に高まった金融システムに対する不安が和らぎ、安全資産としての円を買ってドルを売る動きが巻き戻された。投資家は、この日発表される2月の米個人消費支出(PCE)物価指数や米連邦準備制度理事会(FRB)高官らの講演内容に注目している。
 対ユーロは1ユーロ=144円90銭~145円00銭(前日午後4時は144円75~85銭)と、15銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0865~0875ドル(1.0910~0920ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.2370~2380ドル(1.2375~2385ドル)、スイス・フランは1ドル=0.9170~9180フラン(0.9125~9135フラン)。

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