〔米株式〕NYダウ、3日続伸=米重要指標控え方向感乏しい(24日) 2023年01月25日 06時30分

 【ニューヨーク時事】24日のニューヨーク株式相場は、今週発表される米重要経済指標を控えて方向感に乏しい値動きを示す中、3日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比104.40ドル高の3万3733.96ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は30.14ポイント安の1万1334.27で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2億2394万株減の6億3418万株。
 朝方発表された米工業・事務用品大手スリーエム(3M)の2022年10~12月期決算は1株当たり利益が市場予想を下回る内容。景気悪化に備えて米大手企業の間でリストラの動きが相次いでおり、3Mも世界で製造関連の従業員約2500人を削減すると明らかにした。今後公表される他の米主要企業の業績に対する懸念が広がる中、取引序盤のダウは売りが先行した。
 ただ、売り一巡後は引き続き米利上げ減速期待が支援材料となる中を値を戻し、中盤にはプラス圏に浮上。終盤は取引終了後に発表される米IT大手マイクロソフトの決算、今週公表の米国の国内総生産(GDP)、インフレ統計を控えて警戒感が根強く、上値も限られた。
 この日の取引開始時にニューヨーク証取で多数の株式の取引が一時停止されたが、比較的短時間で再開された。技術的な障害とみられる。
 業種別では、資本財、公益、不動産、必需品が堅調。通信、ヘルスケアは軟調だった。
 個別銘柄では、朝方大幅減益決算を発表したトラベラーズが3.7%高と、ダウ銘柄で最大の上昇率を記録。トラベラーズは今月、年末の大寒波による業績への悪影響を明らかにしていた。ベライゾン・コミュニケーションズが2.0%高。キャタピラーが1.9%高。ハネウェル・インターナショナル、ユナイテッドヘルス・グループがそれぞれ1.2%高。アップルが1.0%高。
 一方、3Mは6.2%安と急落。ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは2.1%安。メルクとインテルがそれぞれ1.2%安。

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