〔NY石油〕WTI続落、80.13ドル(24日) 2023年01月25日 05時15分

 【ニューヨーク時事】24日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、世界的な景気減速への警戒感や米原油在庫の積み増し予想を背景に続落した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物は前日清算値(終値に相当)比1.49ドル(1.83%)安の1バレル=80.13ドル。4月物は1.49ドル安の80.44ドルだった。
 米欧のリセッション(景気後退)懸念がくすぶる中、朝方はもみ合い商状。S&Pグローバルが午前に発表した1月の製造業とサービス業を合わせた米購買担当者景況指数(PMI)速報値は総合で46.6と、前月確報値(45.0)から上昇。指数は3カ月ぶり高水準となったが、引き続き景況拡大と縮小の分岐点となる50を下回った。これをきっかけに原油売りが加速し、相場は一時80ドルを割り込んだ。
 米石油協会(API)、米エネルギー情報局(EIA)による週報発表を控え、米原油在庫が前週に続き拡大するとの予想も相場を圧迫。市場予想(ロイター通信拡大版調査)では100万バレルの積み増しが見込まれている。
 厳格な新型コロナウイルス防疫規制の解除に伴う経済活動再開で、中国のエネルギー需要が回復するとの期待が引き続き投資家心理を下支えた。一方で、中国のエネルギー需要が1~3月期に復調に転じるのか懐疑的な見方も根強く、安値圏での買い戻し意欲は限られた。
 ▽ガソリン=4営業日ぶりに反落。2月物の清算値は4.78セント安の1ガロン=264.87セント。
 ▽ヒーティングオイル=5営業日ぶりに反落。2月物の清算値は12.37セント安の1ガロン=342.72セント。

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