〔NY石油〕WTI反落、77.94ドル=約2カ月ぶり安値(23日) 2022年11月24日 06時18分

 【ニューヨーク時事】23日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ロシア産石油の取引に対して検討されている上限価格が、現在の価格を上回る可能性があるとの報道を背景に、反落した。米国産標準油種WTI中心限月1月物の清算値(終値に相当)は前日比3.01ドル(3.72%)安の1バレル=77.94ドルと、9月下旬以来約2カ月ぶりの安値。2月物は2.66ドル安の78.07ドル。
 米メディアによると、先進7カ国(G7)や欧州連合(EU)は、ロシアのウクライナ侵攻に対する追加制裁として、ロシア産石油の取引上限価格の設定を検討。ロイター通信はEU外交筋の話として、G7が上限を65~70ドルにすることを検討していると報じた。これは現在の取引価格をやや上回ることから、取引量は抑えられないとの見方が広がり、売りが先行した。
 また、米エネルギー情報局(EIA)が同日に発表した12~18日の米ガソリン在庫が310万バレル増加し、ロイター通信がまとめた市場予想の38万3000バレル増加を上回った。加えて、経済協力開発機構(OECD)が前日、2023年の世界経済成長率が2.2%に鈍化するとの見通しを据え置いたことも世界的なエネルギー需要減少観測につながり、相場は一時76ドル台まで下落した。
 ▽ガソリン=3日ぶり反落。中心限月12月物の清算値は6.61セント安の1ガロン=247.44セント。
 ▽ヒーティングオイル=6営業日続落。12月物の清算値は11.20セント安の1ガロン=335.93セント。

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