〔米株式〕ダウ続落、500ドル安=米物価統計で積極利上げ警戒(30日) 2022年10月01日 06時10分

 【ニューヨーク時事】週末30日のニューヨーク株式相場は、根強いインフレ圧力を示す米物価統計を受けて連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げへの警戒感が広がり、続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比500.10ドル安の2万8725.51ドルと、約1年11カ月ぶりの安値で終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は161.89ポイント安の1万0575.62で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比5億7100万株増の16億4865万株。
 朝方発表された8月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比6.2%上昇。伸び率は2カ月連続で鈍化したもののなお高水準となった。変動の激しいエネルギーや食品を除いたコア指数は4.9%上昇と、2カ月ぶりに伸びが拡大し、FRBによる積極的な利上げと急激な景気悪化に対する警戒感が広がった。
 ただ、長期金利の低下が好感され、ダウはプラス圏に浮上する場面もあったが、長期金利が再び上昇に転じると、ハイテク株を中心に売りがかさみ、取引終盤にかけて下げ幅を拡大した。
 ドル高やコスト高が圧迫要因となり、減益決算を前日発表したナイキが急落し、ダウを押し下げた。競合するアンダーアーマー、フット・ロッカー、ルルレモン・アスレティカも売り込まれた。
 業種別では、公益、IT、必需品、通信が特に軟調。不動産は堅調だった。
 個別銘柄では、フロリダ州に甚大な被害をもたらしたハリケーン「イアン」の影響により、ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングスなどのクルーズ船運営会社は引き続き大幅安となった。
 ダウ銘柄は構成株が全て値を下げ、ナイキが12.8%安と最大の下落率を記録。ボーイングが3.4%安。ウォルト・ディズニーが3.2%安。IBMとインテルがそれぞれ2.4%安。アメリカン・エキスプレスが2.1%安。セールスフォースが2.0%安。ウォルマート、プロクター・アンド・ギャンブル、マイクロソフトがそれぞれ1.9%安。

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