〔東京外為〕ドル、145円台後半=日銀政策や黒田会見受け急伸(22日午後5時) 2022年09月22日 17時10分

 22日の東京外国為替市場のドル対円相場(気配値)は、日銀が大規模金融緩和策の維持を決定したのに続き、黒田東彦日銀総裁が記者会見で早期の金利引き上げを否定したことなどから、1ドル=145円台後半に急伸した。午後5時現在は145円77~77銭と前日(午後5時、143円74~74銭)比2円03銭の大幅ドル高・円安。
 前日の海外市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)が3会合連続で0.75%の大幅利上げを決定したのを受け、市場では日米金利差の拡大観測が一段と強まり、一時144円70銭台まで値を上げた。
 この日の東京市場は144円20銭台で取引をスタート。実質的な「五・十日」ということもあり、仲値に向けて実需の買いが入り、144円台半ばまで上昇。さらに、正午前に日銀が金融政策決定会合で大規模緩和の維持を決めたと報じられると買いの勢いが加速し、一気に145円30銭台まで値位置を切り上げた。その後は、政府・日銀による介入警戒感などから上げ一服となったが、黒田日銀総裁が会見で「当面、金利を引き上げることはない」、「円安は一方的な動きで投機的要因もある」といった従来と変わらないスタンスの発言を繰り返したため、欧州勢などの買いも加わり、145円90銭近くまで上昇した。
 市場からは「海外時間はドル円がさらに上昇するだろう」(FX業者)といった声が聞かれた一方で、「円安が進むことで、介入への警戒感がさらに増すことも考えられる」(大手邦銀)といった指摘もあった。
 ユーロは対円で大幅上昇、対ドルでは小幅高。午後5時現在、1ユーロ=143円52~59銭(前日午後5時、142円48~49銭)、対ドルでは0.9845~9845ドル(同0.9910~0.9910ドル)。

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