〔米株式〕NYダウ、239ドル高=小売り大手の決算好感(16日) 2022年08月17日 06時18分

 【ニューヨーク時事】16日のニューヨーク株式相場は、堅調だった米小売り大手の決算を受け、個人消費が底堅いとの見方が強まり、5営業日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比239.57ドル高の3万4152.01ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は25.50ポイント安の1万3102.55で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比6260万株増の8億3151万株。
 米小売り大手ウォルマートが朝方発表した5~7月期決算は、食料品などが好調で増収となり、売上高、1株当たりの利益とも市場予想を上回った。通期の利益見通しを上方修正した。ホームセンター大手ホーム・デポの5~7月期決算は、増収増益だった。高インフレと金融引き締めの中でも、個人消費が堅調に推移していると受け止められた。
 市場では、景気後退への懸念が和らぎ、投資家心理が改善。個人消費関連銘柄や景気敏感株が買われた。ウォルマートは5.1%高、ホーム・デポは4.1%高と大幅に上昇し、ダウ平均をけん引。ダウの1.4%高、ボーイングの1.0%高、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの2.4%高が目立った。
 欧州系金融機関のエコノミストは、「個人消費に関わる業界の堅調な業績は、7~9月期の米経済がプラス成長になるとの見通しを支えているが、金利上昇や、海外経済の減速懸念、住宅市場の冷え込みなどが、先行きの厳しさを示している」と話した。
 一方、米債券市場では売りが優勢となり、長期金利が上昇。金利上昇局面では割高感が強まるハイテク株は売られた。セールスフォースが0.8%安。アップル、マイクロソフトも小幅マイナスとなった。メタ(旧フェイスブック)は0.8%安、パランティア・テクノロジーズは1.7%安だった。

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