〔米株式〕ダウ小反発、76ドル高=エネルギー、金融株がけん引(5日) 2022年08月06日 05時49分

 【ニューヨーク時事】週末5日のニューヨーク株式相場は、エネルギー株や金融株の上昇に支えられ、小反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比76.65ドル高の3万2803.47ドルで終了。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は63.03ポイント安の1万2657.55で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比5420万株減の8億5845万株。
 ダウは取引前半を中心に、大半の時間をマイナス圏で推移した。朝方発表された7月の米雇用統計が強い内容だったことを受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅利上げを続けるとの見方が広がり、相場を下押した。市場では、急速な利上げが景気悪化を招くことへの懸念が根強い。
 雇用統計は、景気動向を反映する非農業部門就業者数が前月比52万8000人増と、市場予想(25万人増)を大きく上回った。失業率も3.5%と予想の3.6%を下回り、就業者数と失業率は新型コロナウイルス危機前の水準を回復した。
 ただ、ダウ平均は取引後半に下げ幅を縮め、プラス圏に浮上。原油高に連れ高したエネルギー株や、長期金利上昇を好感して買われた金融株が、上昇をけん引した。
 日系証券関係者は「雇用統計はブレがあるため、単月では傾向をつかみにくい。また、来週発表の7月の米消費者物価指数(CPI)の結果も見てからでないと、大きなポジションを取りにくい」と指摘。今後発表の経済指標を見極めようと、投資家の間で様子見姿勢も広がったもようだ。
 個別銘柄(暫定値)では、JPモルガン・チェースが3.0%高、バンク・オブ・アメリカとシェブロンが1.7%高、エクソンモービルが1.5%高と、金融、エネルギー大手が相場全体を支えた。一方、長期金利の急伸が嫌気されてハイテク株や成長株は売られ、テスラが6.6%安、メタ(旧フェイスブック)が2.0%安、エヌビディアが1.2%安、アルファベット(A株)が0.6%安だった。

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