〔米株式〕NYダウ、続落=低調な指標で景気悪化懸念(28日) 2022年06月29日 05時39分

 【ニューヨーク時事】28日のニューヨーク株式相場は、さえない米経済指標を受けて景気に対する悲観的な見方が強まり、続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比491.27ドル安の3万0946.99ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は343.01ポイント安の1万1181.54で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比5923万株減の9億6891万株。
 取引序盤のダウは買いが先行。中国が新型コロナウイルス対策の入国規制を緩和するとの発表が支援材料だった。だが、午前に米民間有力調査機関コンファレンス・ボード(CB)の低調な消費者景気信頼感指数が明らかにされると、売りが徐々に強まりマイナス圏に沈んだ。その後は米国の景気悪化に対する警戒感が根強く、下げ幅をじりじりと拡大する展開が続き、この日の安値近辺で取引を終えた。
 CBが発表した6月の消費者景気信頼感指数は98.7と、前月の103.2から低下。市場予想も下回り、2021年2月以来1年4カ月ぶりの低水準を記録した。期待指数は13年3月以来の水準に落ち込んだ。
 業種別では、一般消費財、IT、通信が特に軟調。原油高をはやしてエネルギーは堅調だった。
 個別銘柄では、市場予想は上回ったものの減収減益決算を前日公表したナイキが7.0%安と、ダウ構成銘柄では下落率が最大。セールスフォースが5.4%安。ホーム・デポが4.4%安。マイクロソフトが3.2%安。アップルが3.0%安。ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが2.9%安。ジョンソン・エンド・ジョンソンが2.8%安。ビザとメルクがそれぞれ2.7%安。
 一方、石油大手シェブロンは1.6%高、化学大手ダウは0.6%高。

市況・概況