〔NY石油〕WTI3日続伸、111.76ドル(28日) 2022年06月29日 04時03分

 【ニューヨーク時事】28日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、2大産油国による追加増産観測の後退で需給逼迫(ひっぱく)への警戒感が強まり、3営業日続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値(終値に相当)は、前日比2.19ドル(2.00%)高の1バレル=111.76ドル。9月物は2.51ドル高の108.89ドルだった。
 先進7カ国首脳会議(G7サミット)はこの日、ウクライナに侵攻したロシアへの新たな制裁措置として、同国産石油の取引価格に上限を設ける案を検討することで合意。5カ月目に入った戦争停止へ向け、資金源を狙い撃ちにする姿勢を打ち出した。
 一方、G7サミットに出席したフランスのマクロン大統領は、アラブ首長国連邦(UAE)首脳の話として、同国とサウジアラビアに増産余地がほぼないことをバイデン米大統領に伝達。これを受け、2カ国が加盟する石油輸出国機構(OPEC)による追加増産の可能性がしぼみ、相場は朝方にかけて堅調に推移した。
 ただ、午前の外国為替市場でドルが主要通貨に対して強含んだ場面では、割高感が意識されて上げ幅をほぼ一掃。しかし、再びプラス圏に切り返すと、一時112.22ドルの高値を付けた。
 米エネルギー情報局(EIA)は翌29日、17日までの週と24日までの週の在庫統計を発表する。前週分は障害のため、公表が見送られていた。
 ▽ガソリン=反発。中心限月7月物の清算値は9.79セント高の1ガロン=393.51セント。
 ▽ヒーティングオイル=続落。7月物の清算値は3.08セント安の1ガロン=419.94セント。

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