〔東京外為〕ドル、135円台前半=終盤はユーロ安が圧迫(23日午後5時) 2022年06月23日 17時21分

 23日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米景気後退懸念や為替介入に対する警戒感から売り優勢となった。売り一巡後に持ち直す場面も見られたが、終盤は低調な独経済指標を受けて進んだユーロ安・円高に圧迫され、1ドル=135円台前半で軟調に推移した。午後5時現在、135円37~37銭と前日(午後5時、136円23~24銭)比86銭のドル安・円高。
 前日の海外市場では、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が急速な金融引き締めで米国がリセッション(景気後退)に陥る可能性があるとの認識を議会証言で示したため、ドル売り・円買いが進んだ。海外の流れを引き継いだ東京市場は136円10銭台を中心に始まった後、仲値にかけて実需筋の買いが入って136円20銭前後に上昇。正午前に中尾武彦元財務官が一部通信社のインタビューで「政府・日銀の介入の可能性は否定できない」と発言したと伝えられると、ドル高・円安是正を目的とする為替介入に対する警戒感が広がり、135円10銭台に急落した。
 午後に入って売りは一服し、午後3時半ごろに135円80銭台まで買い戻された。その後に発表された6月の独製造業購買担当者景況指数(PMI)が市場予想を下回ると、「欧州の景況感悪化が意識され、ユーロ売りが強まった」(為替ブローカー)とされ、ドル円にも売りが波及した。終盤は135円30銭台まで軟化している。
 ユーロは対円、対ドルで上昇して始まった後、小動きで推移していたが、独PMIが材料視されて終盤に売りが活発化した。午後5時現在、1ユーロ=142円25~25銭(前日午後5時、143円11~12銭)、対ドルでは1.0507~0508ドル(同1.0505~0505ドル)。

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