〔米株式〕ダウ小反落、47ドル安=景気後退懸念重し(22日) 2022年06月23日 05時51分

 【ニューヨーク時事】22日のニューヨーク株式相場は、米国が景気後退入りすることへの懸念が重しとなる中、小反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比47.12ドル安の3万0483.13ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は16.22ポイント安の1万1053.08で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3723万株減の12億6272万株。
 米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制のために急速に利上げを進め、景気後退を招くとの懸念が、ここ最近の株価の重しとなっている。パウエルFRB議長は、この日から2日間の日程で議会証言を予定。FRBは今月、約27年半ぶりとなる0.75%の大幅利上げを決めたばかりで、今後の利上げ幅などの手掛かりを探ろうと、議長の発言に注目が集まっている。
 この日の証言でパウエル氏は、インフレを抑制しつつ景気後退を避けることがFRBの目的だと強調。ただ、景気後退入りの回避はここ数カ月で「ますます難しくなっている」(同氏)との見方を示した。これまでの発言を上回るようなタカ派発言が飛び出さなかったことから市場で安心感が広がり、株価はプラス圏で推移する場面もあった。ただ、終盤には買いが失速し、主要株価指数はいずれも下落して取引を終えた。
 原油安や景気後退懸念が逆風となる中でエネルギー株が売られ、全体の下げを主導。素材株も安かった。半面、景気動向に左右されにくいヘルスケアや公益などのディフェンシブ銘柄は底堅く推移した。
 個別銘柄(暫定値)では、シェブロンが4.4%安、エクソンモービルが4.0%安、ナイキが3.5%安、エヌビディアが1.2%安。一方、モデルナが4.7%高、ユナイテッドヘルス・グループが2.0%高、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)とプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が1.6%高。

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