〔NY石油〕WTI下落、106ドル台(22日) 2022年06月23日 03時50分

 【ニューヨーク時事】22日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国の景気後退に警戒感が広がる中で売られ、下落した。この日から新たに中心限月となった米国産標準油種WTI8月物の清算値(終値に相当)は前日比3.33ドル(3.04%)安の1バレル=106.19ドルだった。9月物は3.35ドル安の103.99ドルとなった。
 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は22日、上院銀行委員会の証言で「インフレ低下に向け、しっかり取り組む」と述べ、利上げを継続する意向を改めて表明した。急速なペースでの利上げに伴う景気後退(リセッション)の可能性が意識され、売りが加速した。限月交代に伴い持ち高調整目的の売りも出やすかったもようだ。
 ただ、マイナス圏で寄りついた米株価が持ち直したことを背景に原油にも安値拾いの買いなどが入り、引けにかけて原油も下げ幅を圧縮した。対ユーロでのドル安もドル建てで取引される商品の割安感につながり、相場を支えた。
 バイデン大統領は22日、米国のガソリン価格が過去最高を記録したことを受け、夏の行楽シーズンに当たる9月末までガソリン税を停止するよう連邦議会に要請すると表明した。ガソリン価格の高騰が続けば景気後退を招く一方、税金を免除すれば需要が膨らみ価格の上昇につながるため、議会が立法措置に応じるかに関しては不透明感がくすぶっている。
▽ガソリン=続伸。7月物の清算値は3.96セント高の1ガロン=383.41セント。
▽ヒーティングオイル=続伸。7月物の清算値は4.62セント高の1ガロン=440.46セント。

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