〔米株式〕ダウ6日続落、450ドル安=ハイテク決算控え警戒感(21日) 2022年01月22日 07時21分

 【ニューヨーク時事】週末21日のニューヨーク株式相場は、ハイテク大手の決算発表や米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策会合を来週に控えて警戒感が強まる中、6営業日続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比450.02ドル安の3万4265.37ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は385.10ポイント安の1万3768.92で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比3億8124万株増の13億9907万株。
 ダウ平均は約1カ月半ぶりの安値で引け、21日までの6営業日で計2000ドル超下落した。
 前日夕のネットフリックスの決算発表を嫌気して通信株が売られ、全体の下げを主導した。同社は会員数の伸びが大きく鈍化するとの見通しを示し、21日の取引で株価が急落。動画配信サービスを展開するウォルト・ディズニーなどの競合他社にも売りが広がった。
 ネットフリックスの業績鈍化見通しを受け、来週以降に発表されるアップルなどのハイテク大手決算への警戒感も強まった。ハイテク大手は新型コロナウイルス禍で高まった巣ごもり需要を追い風に好業績が続き、株価も上昇基調をたどってきた。ただ、今年に入り、成長鈍化への懸念や米長期金利上昇を受けて、ハイテク株は下落に転じている。ナスダックは今週、直近の高値から10%以上下落し、調整局面入りした。
 FRBによる金融引き締めへの警戒感も、株価の重しとなった。市場では、FRBが3月の会合で利上げに踏み切るとの観測が広がっている。日系証券関係者は来週25、26日の会合について「大きなアクションがあるとは考えていないが、3月の利上げ開始を明確に示すのではないか」との見方を示した。
 個別銘柄(暫定値)では、ネットフリックスが21.8%安、ディズニーが7.0%安、アマゾン・ドット・コムが6.0%安、アップルが1.3%安。一方、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が0.4%高、ペプシコとナイキが0.2%高となった。

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