〔東京外為〕ドル、113円台後半=大幅株安で売り先行(21日正午) 2022年01月21日 17時11分

 21日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日経平均株価の大幅安を受けてリスク回避の動きが広がったことからじり安となり、1ドル=113円台後半に軟化した。時間外取引での米長期金利の一段の低下も圧迫要因となった。正午現在は、113円62~67銭と前日(午後5時、114円39~39銭)比77銭のドル安・円高。
 東京時間は114円前後で始まった後、下げ幅が一時600円を超えた日経平均を眺めながら水準を切り下げる展開になった。仲値は「ドル不足だった」(国内銀大手の為替担当)とされるが、実需買いも支えとはならず、正午前には短期筋の売りが膨らんで113円70銭前後まで下押しした。
 市場では、軟調地合いの米株先物も意識されているほか、米10年債利回りは朝方の1.81%台から1.77%へと低下するなど、投資家のリスクを回避姿勢が鮮明になってきている。このため、安全資産とされる円は「独歩高の様相となっている」(同)という。ドル円は日経平均が下げ幅を縮小させる局面では買い戻しも散見されたが、来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控える中では「上値が重くなる」(同)のが避けられない状況で、戻りは限られた。
 もっとも、日米間の金融政策の違いから「113円台では押し目を狙った買い注文も入りやすい」(FX会社)と指摘され、下値を一段と切り下げる展開までには至っていない。午後も「相場展開は大きく変わらない」(先の邦銀為替担当)見通しだ。
 ユーロは朝方に比べて、対円ではじり安、対ドルでは小幅高。正午現在は、1ユーロ=128円82~82銭(前日午後5時、129円94~95銭)、対ドルでは1.1334~1334ドル(同1.1359~1359ドル)。

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