〔東京外為〕ドル、113円台後半=株安でリスク回避強まる(14日午後5時) 2022年01月14日 17時27分

 14日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、大幅安となった日経平均株価を受けて、投資家の間で運用リスクを回避する動きが強まり、1ドル=113円台後半で推移した。午後5時現在、113円79~79銭と前日(午後5時、114円40~41銭)比61銭のドル安・円高。
 前日の海外市場では、米長期金利の低下に押され、一時114円前後まで下落。その後は買い戻しも入り、きょうの東京市場は114円10銭近辺で始まった。下げ幅が一時500円を超えた日経平均を眺めながら、ドルはじりじりと値を下げる展開。国内輸出企業によるドル売りにも下押され、節目である114円を割り込んだ。
 日銀が金融政策の正常化に向けた議論を始めているとロイター通信が朝方に報じたことが「海外勢を中心に材料視された」(国内証券大手)とみられ、政策変更への思惑から円が買われ、113円60銭付近まで下押す場面もあった。午後はドル売り・円買いが一巡して下げ渋る動きを見せたが、上値は重たかった。
 今夜は12月の米小売売上高のほか、1月の米ミシガン大消費者景況感指数などの発表が予定されている。「指標の内容を見極めたい」(外為ブローカー)こともあり、持ち高を一方向に傾ける向きは少なかったとみられる。
 ユーロは朝方に比べて対円で軟化。対ドルではもみ合いとなった。午後5時現在、1ユーロ=130円46~46銭(前日午後5時、131円15~16銭)、対ドルでは1.1465~1465ドル(同1.1463~1464ドル)。

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