〔東京外為〕ドル、113円台前半=午後は株高眺め強含み(3日午後5時) 2021年12月03日 17時10分

 3日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米雇用統計の発表を控えて方向感に乏しい中、午後は日経平均株価の持ち直しを眺めて相対的な安全資産とされる円を売る動きが優勢となり、1ドル=113円台前半で強含んだ。午後5時現在、113円37~38銭と前日(午後5時、113円26~26銭)比11銭のドル高・円安。
 前日の海外市場では、米長期金利の低下につれて112円70銭前後に下落した後、米株が反発し、米長期金利も上昇したことで、113円20銭台まで切り上げる場面があったが、買い一巡後は売りに押された。
 きょうの東京時間は朝方に113円を割り込んだが、国内輸入企業によるドル買いが入ったことが支えとなり、仲値にかけて113円20銭近辺に上昇。調整売りもあり、昼すぎまでは、おおむね113円00~10銭を中心としたレンジでもみ合う展開となった。
 その後、米メルクが日本の厚労省に新型コロナ経口治療薬の製造販売承認を申請したと伝わったことを受けて日経平均が切り返すと、午後2時すぎからドル買いが優勢となり、夕方には113円40銭近辺まで強含んだ。時間外での米長期金利の堅調な動きも、投資家心理の改善に寄与した。ただ、「市場の目先の関心は今夜の米雇用統計の内容に集まっている」(FX会社)ため、積極的に買い上げるまでには至らなかった。
 ユーロは対円、対ドルで小動き。午後5時現在、1ユーロ=128円03~03銭(前日午後5時、128円11~12銭)、対ドルでは1.1292~1293ドル(同1.1310~1310ドル)。

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