〔NY石油〕WTI3日ぶり反落、78.39ドル(24日) 2021年11月25日 05時20分

 【ニューヨーク時事】24日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米原油在庫の増加や、対ユーロでのドル高に押され、3営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月1月物の清算値(終値に相当)は前日比0.11ドル(0.14%)安の1バレル=78.39ドルだった。2月物は0.13ドル安の77.81ドルとなった。
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計で原油在庫が前週比100万バレル増と、市場予想(ロイター通信調べ)の50万バレル減に反して積み増しとなった。これを受けて、需給逼迫(ひっぱく)懸念が後退し、原油が売られた。また、外国為替市場では対ユーロでのドル高が進行。ドル建てで取引される商品の割高感につながり、原油が売られた。米株式相場の下落を眺め同じリスク資産とされる原油もつれ安となった。
 ただ、感謝祭の祝日を翌日に控えて積極的な商いに乏しく、値動きは限定的。一方、日米中など発表した石油備蓄の協調放出をめぐっては、効果は限定的との見方も根強い。市場の関心は、これら備蓄放出の動きを踏まえ、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が12月2日の会合でどう対応するかに向かっている。
 ▽ガソリン=3日ぶり反落。中心限月の12月物の清算値は1.75セント安の1ガロン=231.97セント。
 ▽ヒーティングオイル=3日ぶり反落。12月物の清算値は0.13セント安の1ガロン=238.30セント。

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