〔米株式〕NYダウ、382ドル高=米小売り統計を好感(15日) 2021年10月16日 06時28分

 【ニューヨーク時事】週末15日のニューヨーク株式相場は、米金融大手の好業績や堅調だった米小売売上高を好感し、続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は、前日終値比382.20ドル高の3万5294.76ドルで終了した。終値では9月8日以来、約1カ月ぶりに3万5000ドル台を回復した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は73.91ポイント高の1万4897.34で終わった。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億8158万株増の10億1275万株。
 米商務省が朝方発表した9月の小売売上高は前月比0.7%増。市場予想(0.2%減)に反して増加した。「新型コロナウイルスの感染状況が改善すれば、消費者はあらためて楽観的になる」(英調査会社)と先行きに期待する声も上がり、個人消費関連を中心に買いが先行した。
 米金融大手ゴールドマン・サックスが発表した7~9月期決算は、M&A(合併・買収)ブームなどを追い風に、純利益が前年同期比約6割増加する好業績だった。前日までに発表した他の金融大手も軒並み好調で、来週以降、本格化する米企業の決算発表への期待も高まった。
 個人消費関連では、ビザが2.6%高、アメリカン・エキスプレスが2.5%高、ホーム・デポが1.9%高。キャタピラーの2.4%高など景気敏感株にも買いが波及した。金融株では、ゴールドマンは3.8%高。JPモルガン・チェースが1.9%高、バンク・オブ・アメリカが2.9%高、ウェルズ・ファーゴが6.8%高だった。
 米政府が、11月8日から入国する外国人に新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付ける一方、隔離などの制限措置を撤廃する方針を発表した。人々の往来が活発になり、景気回復ペースが加速するとの見方も株価を押し上げた。
 一方、長期金利が上昇し、割高感が増したハイテク株は、上値が重く、アップルは0.8%高、マイクロソフトは0.5%高だった。

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