〔NY外為〕円、114円台前半(15日) 2021年10月16日 06時14分

 【ニューヨーク時事】週末15日のニューヨーク外国為替市場では、リスク選好ムードの広がりを背景に安全資産とされる円が売られ、円相場は1ドル=114円台前半に下落した。午後5時現在は114円20~30銭と、前日同時刻(113円63~73銭)比57銭の円安・ドル高。
 円安が一段と加速した海外市場の流れを引き継ぎ、ニューヨーク市場は114円32銭で取引をスタート。日米金利差の拡大観測に加え、今週発表された米物価指標が上振れしなったことへの安心感からリスク選好ムードが広がり、この日は世界的に株価が上昇した。
 米商務省が朝方発表した9月の小売売上高は前月比0.7%増と、伸び率は前月の0.9%増から鈍化したものの、市場予想(0.2%減=ロイター通信調べ)を大きく上回る堅調な内容。これを受け、円は一時114円47銭と2018年10月初旬以来約3年ぶりの安値を付けた。
 ただその後、米ミシガン大学が発表した消費者景況感統計で、1年先の期待インフレ率が4.8%(前月は4.6%)に上昇。これをきっかけとしたインフレ警戒で、円は114円近辺に持ち直す場面があったが、昼ごろからは114円台前半で軟調な値動きが続いた。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1593~1603ドル(前日午後5時は1.1593~1603ドル)、対円では同132円50~60銭(同131円76~86銭)と、74銭の円安・ユーロ高。

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