〔NY石油〕WTI続伸、82.28ドル=週間では3.69%高(15日) 2021年10月16日 05時30分

 【ニューヨーク時事】週末15日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、エネルギー供給逼迫(ひっぱく)観測が強まる中、続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.97ドル(1.19%)高の1バレル=82.28ドルと、引き続き中心限月ベースで約7年ぶりの高値水準。週間では2.93ドル(3.69%)上昇。12月物は0.96ドル高の81.73ドル。
 新型コロナウイルス禍からの経済活動正常化の進展に伴い、足元でエネルギー需要の回復が加速している。国際エネルギー機構(IEA)は前日公表した月報で2021年と22年の世界の石油需要見通しを引き上げた。石炭や天然ガスの価格高騰を受け原油に切り替える動きが活発化。経済協力開発機構(OECD)加盟国の在庫水準は15年以来の低水準となっているという。一方で、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は大幅な増産に慎重な姿勢を崩しておらず、需給引き締まり観測が強まっている。
 米政府は15日、入国外国人に対し新型コロナワクチン接種完了の義務化を空路・陸路ともに11月8日から実施すると発表。入国禁止対象となっていた国々には制限緩和となり、旅客機向けジェット燃料の需要が回復するとの思惑が原油買いに拍車を掛けた。
 米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが15日公表した同日までの1週間の国内石油掘削リグ稼働数は前週比12基増の445基となった。
 ▽ガソリン=7営業日続伸。中心限月11月物の清算値は5.14セント高の1ガロン=248.64セント。
 ▽ヒーティングオイル=3日続伸。11月物の清算値は1.23セント高の1ガロン=257.37セント。

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