〔米株式〕NYダウ、ほぼ横ばい=金融株が上値抑える(13日) 2021年10月14日 06時04分

 【ニューヨーク時事】13日のニューヨーク株式相場は、金融株が売られた一方でハイテク株などが買われ、ほぼ横ばいで取引を終えた。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比0.53ドル安の3万4377.81ドルで終了。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は105.72ポイント高の1万4571.64で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2070万株増の8億4389万株。
 ダウ平均は金融株などが重しとなり、取引前半のほとんどをマイナス圏で推移。米長期金利の低下が金融株の売りを誘ったほか、7~9月期決算発表後に売られた金融大手JPモルガン・チェースも、ダウ平均を下押し。同社は調整後1株当たり利益が市場予想を上回ったが、純営業収益は予想に届かなかった。前週に上場来高値を更新していたこともあり、売りを浴びた。
 ダウは売り一巡後に下げ幅を縮め、取引後半は前日終値を挟んでもみ合った。エネルギー株への買い戻しや、ハイテク株の上昇が相場を下支えした。
 朝方発表された9月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇で、市場予想(0.3%上昇)を小幅に上回ったが、変動の激しいエネルギーと食料を除いたコア指数は0.2%上昇で、予想と一致。日系証券関係者は「インフレへの過度な懸念が和らぎ、株価にはややプラスとなる内容だった」と指摘した。
 午後に9月分の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表されたが、市場の反応は限定的。議事要旨からは、量的緩和策縮小を11月の会合で決めれば、11月半ばか12月半ばに資産購入縮小を始め、来年中ごろに終了するとの見通しなどが話し合われたことが明らかになった。
 個別銘柄(暫定値)では、JPモルガンが2.6%安、ファイザーが1.0%安、バンク・オブ・アメリカが0.9%安、ビザが0.7%安。一方、セールスフォース・ドットコムとナイキが1.9%高、エヌビディアが1.3%高、マイクロソフトが1.2%高。

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