〔NY外為〕円下落、111円台半ば(28日) 2021年09月29日 06時14分

 【ニューヨーク時事】28日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の上昇を背景としたドル買いが加速し、円相場は1ドル=111円台半ば近辺に下落した。午後5時現在は111円46~56銭と、前日同時刻(110円96銭~111円06銭)比50銭の円安・ドル高。
 前週公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、連邦準備制度理事会(FRB)は11月会合でのテーパリング(量的緩和縮小)開始決定を示唆し、さらに利上げ開始の想定時期も前倒しされた。これをきっかけに米長期金利の上昇が続いており、海外市場を通じてドル高基調が継続。円は日米金利差拡大の観点から売られ、午前には一時111円64銭と約3カ月ぶりの安値を付けた。
 その後、米連邦債務の上限引き上げをめぐる与野党の対立などを材料に、円が幾分持ち直す場面があったものの、午後以降は再び111円台半ば付近に押し戻される展開。この日の議会証言で、パウエルFRB議長は、利上げ開始の基準はテーパリングより高いとしながらも、インフレ動向に関して「一部では一段と悪化した」と述べたことなどから、金利高を意識した取引が続いた。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1678~1688ドル(前日午後5時は1.1690~1700ドル)、対円では同130円20~30銭(同129円83~93銭)と、37銭の円安・ユーロ高。

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