〔米株式〕ダウ大幅反落、569ドル安=ハイテク株が下げ主導(28日) 2021年09月29日 05時52分

 【ニューヨーク時事】28日のニューヨーク株式相場は、米長期金利の上昇を受けてハイテク株を中心に売りが広がり、大幅反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比569.38ドル安の3万4299.99ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は423.29ポイント安の1万4546.68で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億1909万株増の10億5601万株。
 前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げ開始の想定時期が前倒しされたことなどを背景に、長期金利の指標である10年物米国債利回りは上昇基調を継続。割高感が意識されたハイテク株を中心に売りが広がった。
 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長による上院銀行委員会での証言が注目される中、株価は下げ幅を拡大。パウエル氏は質疑応答で、利上げ開始の基準について、テーパリング(量的緩和縮小)着手よりも「大幅に高い」との見解を示す一方、インフレ動向に関しては「一部で一段と悪化した」と述べた。
 また、米民間有力調査機関コンファレンス・ボードがこの日発表した9月の消費者景気信頼感指数は109.3となり、前月の115.2(改定値)から低下。今年2月以来の低水準で、市場予想(ロイター通信調べ)の114.5を下回り、米経済成長鈍化への懸念が強まった。
 さらに、米連邦債務の上限引き上げをめぐる議会与野党の対立が激化し、財政資金の枯渇や政府機関の一部閉鎖、デフォルト(債務不履行)に陥るリスクも警戒されている。
 個別銘柄(暫定値)では、マイクロソフトが3.6%安、セールスフォース・ドットコムが2.7%安、アップルが2.4%安などハイテク大手が軒並み下落。一方、エクソンモービルが1.1%高、シェブロンが0.4%高などエネルギー株が相場を下支えした。

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