〔NY石油〕WTI6日ぶり反落、75.29ドル(28日) 2021年09月29日 04時41分

 【ニューヨーク時事】28日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、対ユーロでのドル高が進行する中、利益確定の売りに押され、6営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値(終値に相当)は前日比0.16ドル(0.21%)安の1バレル=75.29ドルだった。12月物は0.18ドル安の74.90ドルとなった。
 前日にWTIは世界的な供給逼迫(ひっぱく)懸念が高まる中で3年ぶりの高値を付け、この日は反動から利益確定の売りが先行した。外国為替市場ではドルが対ユーロで上昇し、ドル建て商品としての割高感を強めた。米株式相場が急落する中で投資家のリスク回避姿勢が台頭したことも株式と並ぶリスク資産である原油相場の重しとなった。
 一方、ロイター通信暫定調査によると、28、29両日に官民が発表する週間統計で原油在庫が230万バレル減少すると予想されており、需給引き締まり観測が強まっていることから相場の下げ幅は限定的。また、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の一部の国で設備投資不足などから増産が困難だと伝えられている。
 ▽ガソリン=5営業日ぶりに反落。10月物の清算値は2.18セント安の1ガロン=220.19セント。
 ▽ヒーティングオイル=6営業日ぶり反落。10月物の清算値は0.70セント安の1ガロン=228.90セント。

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