〔米株式〕NYダウ反落、292ドル安=景気失速に警戒感(14日) 2021年09月15日 05時42分

 【ニューヨーク時事】14日のニューヨーク株式相場は、新型コロナウイルス感染拡大による景気への悪影響が懸念される中、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比292.06ドル安の3万4577.57ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は67.82ポイント安の1万5037.76で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比4356万株減の8億5698万株。
 朝方発表された8月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比5.3%上昇。伸びが約13年ぶりの大きさを記録した前月(5.4%上昇)から鈍化した。インフレ高進への懸念がやや後退し、ダウは買い先行で始まった。
 ただ、買い一巡後はコロナ変異株のまん延が嫌気される中、景気減速への警戒感が強まり、景気敏感株を中心に売られ、マイナス圏で推移。ダウは利益確定の売りにも押され、終盤まで軟調な展開が続いた。米議会下院の与党民主党が発表した連邦法人税率引き上げなどの税制改革案も地合いを悪化させた。
 業種別では、エネルギーに加え、長期金利低下を眺めて金融が特に軟調。資本財、素材も売られた。市場では「インフレ鈍化と言っても高止まりし、消費マインドに影響している。景気回復の勢いに失速感があり、買い材料に乏しい」(日系証券)との声が聞かれた。
 個別銘柄では、石油大手シェブロン、JPモルガン・チェース、化学大手ダウがそれぞれ1.8%安。ゴールドマン・サックスが1.4%安。トラベラーズが1.6%安。ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが2.0%安。キャタピラーが1.9%安、ボーイングが1.4%安。「iPhone(アイフォーン)」最新版を発表したアップルは1.0%安。
 一方、マイクロソフトは0.9%高。

市況・概況