〔東京外為〕ドル、109円台前半=米長期金利低下で上値重い(4日午後5時) 2021年08月04日 17時21分

 4日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、時間外取引で米長期金利が低水準で推移したことが圧迫要因となり、1ドル=109円近辺で上値の重い動きが続いた。午後5時現在は109円10~14銭と前日(午後5時、109円21~22銭)比11銭のドル安・円高。
 前日の米国時間にドル円は、約2カ月ぶりの安値水準となる108円80銭台まで下落。この流れを引き継いで東京時間は109円付近で始まり、朝方は軟調な日経平均株価を眺めて108円90銭付近まで下押した。仲値通過後には輸入企業のドル買いに加え、日経平均が下げ渋ったことで109円10銭近辺に上昇したが、午後以降は新型コロナ感染再拡大への懸念から時間外取引で1.1%台で推移した米長期金利を眺めて、おおむね109円00~10銭のレンジでもみ合った。
 今夜発表される7月のADP全米雇用報告やISMサービス業購買担当者景況指数(PMI)の内容次第では、前日同様にドル円が大きな値動きになることも想定されることから、「結果が判明するまで動けない」(外為仲介業者)と判断した向きも多かったという。
 変異株による新型コロナの感染拡大が世界経済に与える悪影響が懸念される中、米長期金利低下も響き、足元でドル円はレンジを切り下げてきている。市場では、「コロナ不安がいったん後退した局面で戻りを入れた後だけに、『やっぱりだめだ』となれば売られるのも仕方がない」(FX会社)との声が聞かれた。
 ユーロは終盤、対円で強含んだ。午後5時現在、1ユーロ=129円57~58銭(前日午後5時、129円72~73銭)、対ドルでは1.1876~1876ドル(同1.1878~1878ドル)。

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