〔東京外為〕ドル、109円付近=米指標発表など控え様子見(4日午後3時) 2021年08月04日 15時24分

 4日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米経済指標の発表などを控えて様子見ムードが支配的となり、1ドル=109円付近でこう着している。午後3時現在、109円04~05銭と前日(午後5時、109円21~22銭)比17銭のドル安・円高。
 前日は米国時間に米長期金利が低下したことを受けて売り圧力が強まり、一時約2カ月ぶりの安値水準となる108円80銭台まで下押した。東京時間は109円前後で始まった後、午前は輸出企業の売りなどに押されて108円90銭付近まで下落。その後は、米長期金利が時間外取引で持ち直したことや、日経平均株価の下げ渋りを眺めて買い直され、109円前後に浮上した。午後は、日本時間今夜に発表される7月のADP全米雇用報告やISMサービス業購買担当者景況指数(PMI)の結果、クラリダ米連邦準備制度理事会(FRB)副議長の講演内容を見極めたいとの雰囲気が広がり、109円付近の狭い値幅でもみ合う展開になっている。
 ドル円は前日、海外時間に入って水準を切り下げる動きが強まった。ADP雇用報告は週末6日に発表される7月の米雇用統計の前哨戦として注目されているほか、ISMサービス業PMIやクラリダ副議長の講演もFRBのテーパリング(量的緩和縮小)時期を探る上で関心が高い。市場関係者は「前日のイメージが残る中、これらの内容次第では大きく相場が動く可能性も否定できず、結果が判明するまで動けない」(外為仲介業者)と話していた。
 ユーロは対円、対ドルともに動意薄。3時現在、1ユーロ=129円45~52銭(前日午後5時、129円72~73銭)、対ドルでは1.1872~1872ドル(同1.1878~1878ドル)。

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