〔NY外為〕円、109円近辺=一時2カ月ぶり円高水準(3日) 2021年08月04日 06時29分

 【ニューヨーク時事】3日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の低下を受けた円買い・ドル売りが加速し、円相場は一時、5月下旬以来約2カ月ぶりに1ドル=108円台を付けた。終盤にかけては109円近辺に押し戻され、午後5時現在は108円98銭~109円08銭と、前日同時刻(109円28~38銭)比30銭の円高・ドル安。
 感染力が強い新型コロナウイルスの変異株拡大をめぐる懸念から長期金利が低下する中、円は朝方に一時108円88銭まで買い進まれた。ただ、その後、米商務省が発表した6月の米製造業受注は前月比1.5%増と、市場予想(1.0%増=ロイター通信調べ)を上回る内容。長期金利は下げ止まり、これをきっかけにドル売りの勢いが弱まり、円は109円台に押し戻された。
 米サプライ管理協会(ISM)サービス業景況指数、米雇用統計の発表を週内に控え、様子見ムードが広がっており、円相場は取引後半、狭いレンジを浮動した。米連邦準備制度理事会(FRB)は量的緩和の縮小を始める条件として、雇用と物価が目標の達成に向けて「一段と大きく前進」することを挙げており、雇用情勢を見極めたいとの思惑から積極的なポジション形成を避ける向きが多かったもようだ。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1859~1869ドル(前日午後5時は1.1866~1876ドル)、対円では同129円34~44銭(同129円67~77銭)と、33銭の円高・ユーロ安。

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