〔東京外為〕ドル、110円台前半=米金利上昇や株高で買い戻し(21日午後5時) 2021年07月21日 17時20分

 21日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米長期金利上昇や日経平均株価の反発などを受けて買い戻しの動きが優勢となり、1ドル=110円台前半に水準を切り上げた。午後5時現在は、110円09~09銭と前日(午後5時、109円62~62銭)比47銭のドル高・円安。
 前日の海外時間は米国の株高や長期金利の持ち直しなどを背景に買いが膨らみ、109円30銭台から109円90銭台まで値を上げた。東京時間はこの流れを引き継いで同水準で始まった後、輸入企業のドル買いに加え、日経平均の反発にも支援され、仲値にかけて110円付近まで上昇。その後は節目接近で売りの厚みが増した上、日経平均の伸び悩みのほか、あすからの東京市場の4連休を控えて動意が乏しくなったが、終盤に入ってユーロや豪ドルへの売り圧力が強まると、ドル円は買い直され、110円台を回復した。
 ユーロ安については「22日のECB理事会で、量的緩和姿勢が維持される見込みにあることが影響した」(外為仲介業者)とみられている。豪ドル安に関しては「新型コロナウイルス変異株による豪州での感染拡大、原油安が響いた」(同)との指摘が聞かれた。
 この後は、目立った経済統計の発表などが予定されていないため、現行水準で底堅く推移するとみられているが、市場の一部では「株価が依然として不安定な状況から抜け出せていないため、目先はドル円も神経質な展開が続く」(大手銀)との見方も出ていた。
 ユーロは対円で上昇、対ドルは小動き。午後5時現在、1ユーロ=129円48~55銭(前日午後5時、129円18~19銭)、対ドルでは1.1761~1761ドル(同1.1783~1783ドル)。

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