〔NY石油〕WTI、反発(3日) 2021年05月04日 04時08分

 【ニューヨーク時事】週明け3日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米中主導でのエネルギー需要回復を期待した買いが入り、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物の清算値(終値に相当)は、前週末比0.91ドル(1.43%)高の1バレル=64.49ドル。7月物は0.93ドル高の64.41ドルだった。
 インド政府が1日に発表した同日朝までの24時間の新型コロナウイルス新規感染者数は、世界で初めて40万人を突破。首都ニューデリーが2度目のロックダウン(都市封鎖)延長を決めるなど行動規制の強化が続く中、ロイター通信によると、4月の同国ガソリン売上高は前月比13.5%減少した。
 一方、世界1、2位の石油消費大国である米国と中国ではワクチン普及が進み、2日時点の接種回数は両国ともに2億回を大きく上回った。朝方の外国為替市場で、ドル高・ユーロ安に歯止めがかかったこともドル建て商品の原油先物の割高感を和らげ、相場は午前に一時64.68ドルまで上げ幅を拡大。ただ、その後は石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の主要産油国が先週の会合で、現行の協調減産規模を段階的に緩和する方針を維持したことなどを受け、供給のだぶつきに対する警戒感に相場の上値は抑えられた。
 ▽ガソリン=上伸。中心限月6月物の清算値は2.52セント高の1ガロン=210.15セント。
 ▽ヒーティングオイル=上伸。6月物の清算値は2.95セント高の1ガロン=195.19セント。

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