〔NY石油〕WTI、続伸(7日) 2021年04月08日 05時03分

 【ニューヨーク時事】7日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、利益確定の売りやガソリン在庫の大幅積み増しを嫌気した売りが一巡し、続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値(終値に相当)は前日比0.44ドル(0.74%)高の1バレル=59.77ドル。6月物は0.44ドル高の59.81ドル。
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した2日までの1週間の米原油在庫は前週比350万バレル減と、減少幅は市場予想(140万バレル減=ロイター通信調査)の2倍以上となった。一方、ガソリン在庫は20万バレル減の予想に対し、400万バレル増の大幅な積み増し。ガソリンの供給過剰懸念が原油の需給引き締まり期待を相殺する格好となった。朝方から台頭していた利益確定の売りも重なり、相場は下げ足を速め、一時58.12ドルまで下落した。
 ただ、売り一巡後は安値拾いの買いが入り、プラス圏に浮上。米連邦準備制度理事会(FRB)が午後に公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、米経済は依然FRBの目標には程遠いとの見方で一致したことが明らかになり、金融緩和の長期化観測を改めて確認する内容だったことも投資家心理を下支え。国際通貨基金(IMF)が6日、最新の世界経済見通しで今年の世界全体の成長率を6.0%に上方修正したことも引き続き支援要因となったもようだ。
 ▽ガソリン=反落した。中心限月5月物の清算値は1.45セント安の1ガロン=195.18セント。
 ▽ヒーティングオイル=続伸。5月物の清算値は1.38セント高の1ガロン=180.79セント。

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