〔NY石油〕WTI、3日ぶり反発(22日) 2021年02月23日 06時12分

 【ニューヨーク時事】週明け22日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米南部の石油生産地を見舞った寒波からの復旧遅延を見込んだ買いが再燃し、3営業日ぶりに反発した。この日納会を迎えた米国産標準油種WTIの中心限月3月物の清算値(終値に相当)は、前週末比2.25ドル(3.80%)高の1バレル=61.49ドル。4月物は2.44ドル高の61.70ドルだった。
 寒波の影響で閉鎖中の米南部テキサス州周辺の石油関連施設は、段階的な操業再開に向けて準備を進めている。しかし、停電やパイプの凍結により復旧作業は遅れており、通常の体制に戻るまでに数週間かかるとの見方が浮上。ロイター通信によると、最大日量400万バレルの原油生産と210億立方フィートの天然ガス生産に影響が出ているもようで、相場は供給不安を背景にじりじりと上昇。午前の早い段階で61ドル台に乗せた。
 また、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国で構成するOPECプラスが、3月4日に開く会合で、4月以降も現行の協調減産枠をおおむね維持する公算が大きいとの情報が伝わったことも強材料。相場は午後以降も高値圏で推移し、清算値確定前には一段と上げ幅を拡大した。
 ▽ガソリン=続伸。中心限月3月物の清算値は3.48セント高の1ガロン=184.17セント。
 ▽ヒーティングオイル=3営業日ぶり反発。3月物の清算値は3.57セント高の1ガロン=185.86セント。

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