〔米株式〕NYダウ、小反落=材料難で買い失速(13日) 2021年01月14日 07時04分

 【ニューヨーク時事】13日のニューヨーク株式相場は、新規の材料に乏しい中で買いの勢いが失速し、小反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比8.22ドル安の3万1060.47ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は56.52ポイント高の1万3128.95で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億1711万株減の9億9527万株。
 ダウ平均は先週、バイデン米次期政権下での大型財政出動への期待で連日史上最高値を更新。この日は新規の手掛かり材料に乏しく、方向感に欠ける展開となった。また、新型コロナウイルス感染再拡大への懸念は株価の重しとなった。米メディアによれば、米国のコロナによる死者数は前日、過去最多を更新した。
 半面、バイデン政権の財政出動への期待は引き続き投資家心理を下支えし、ダウは取引後半はおおむねプラス圏で推移していた。朝方発表された昨年12月の米消費者物価指数(CPI)が前月から0.4%上昇し、市場予想並みの上昇率となったことも、株価にプラスに働いたもようだ。
 一方、米下院はこの日、任期中2度目となるトランプ大統領の弾劾訴追決議案を審議し、株式市場の引け後に賛成多数でトランプ氏を訴追した。ただ、上院での弾劾裁判は同氏の退任以降に行われる。市場関係者は「有罪となった場合も大した影響は見込めない」(日系証券)と指摘しており、株価にはあまり響かなかった。
 個別銘柄(暫定値)では、IBMが1.8%安、化学大手ダウが1.7%安で、この2銘柄がダウ平均の下げを主導。この他、ゼネラル・エレクトリック(GE)が1.8%安、シェブロンが0.1%安など、資本財やエネルギー株も軟調だった。一方、経営トップの交代を発表したインテルは7.0%高。ペイパル・ホールディングスが3.1%高、アップルが1.6%高、ウーバー・テクノロジーズが1.5%高となった。

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